なちこの美容/健康/雑記

ちょっと役に立つかもしれない美容・健康に関するあれこれ。

MENU

リハビリについて今一度考えてみる。

f:id:xjiu:20190130182944j:plain

こんにちわ。なちこです。

 

かなりご無沙汰しておりました。

年明けから仕事がパタパタしてしまって、なかなか更新する時間が確保できずにいました。

これからまた少しずつ更新していきますのでよろしくお願いします。

 

 

今日は私の仕事でもあるリハビリについて今一度考えてみようかと思います。

 

まずリハビリとは、正式には"リハビリテーション(Rehabilitation)"です。 

"Re"=再び・戻す "Habilis"=獲得する

という二つの意味から成り立っています。

つまりは『失った能力を取り戻す。』という意味に近いです。

 

ちなみに先天性の障害に対する治療は"リハビリテーション"ではなく、"ハビリテーション"と呼ばれます。こちらは『元々持っていない能力を獲得する。』という意味合いになります。

 

リハビリテーションを担う職種は主に3つです。

 

この中で私の資格は理学療法士に当たります。 

 

仕事の中で患者さんとお話ししていると整骨院でリハビリしてたけどよくならなかった。」という言葉をよく言われます。

 

いや、待ってください。

正確に言うと整骨院ではリハビリは行えません。

 

整骨院で働いているのは主に"柔道整復師"という職種になります。

病院のリハビリと整骨院との違いについて質問されることが多いですが、柔道整復師は明らかな外傷性によって発症する怪我に対して治療を行う職種です。例えば、骨折や脱臼、捻挫・打撲などに対して治療を行います。

つまりはそれ以外の病気に対して治療をすることはできません。変形性の関節症や手術後の筋力低下等に対してリハビリと称して治療を行うことは認められていません。

 

逆に理学療法士は医師の指示のもとであらゆる疾患に対して機能回復のための訓練を行うことが認められていますが、医師の指示なしでは治療を行うことができません。こちらは腰・膝などの整形外科疾患だけでなく脳疾患・内科疾患に対してもリハビリを行うことを認められています。

 

明確に言うとこんなにも違いがあるにも関わらず、患者さんの目には同じように映ってしまっているのは何故でしょう。

 

 

そもそも個々の職種の認知度が低いというせいもあると思うのですが、"リハビリ=マッサージ"という概念が広まってしまっているせいだと私は思います。

特にお年寄りの患者さんで多いですね^^;

若い方だと"骨格調整"や"整体"みたいなイメージが多いかと思います。

 

私たち理学療法士からすれば、骨盤の歪みだとか背骨の歪みなんて誰にでもあって当たり前だという感じです。

重要なのは"身体が歪んでいること"ではなく"身体がどういう原因で歪んでいるか"ということです。

 

理学療法士からすれば、身体の歪みを解消することは簡単ですが難しいのはその維持です。

歪みをマッサージやストレッチで調整して痛みが改善しても、また来た時には痛みも歪みも元に戻ってしまっている。治療をしている中でこういう経験がかなり多いです。

患者さん自身が"何故歪んでしまっているのか"ということに気が付けなければ日常生活のクセで再び歪みを作ってきてしまうのです。

治療者である私達がその"何故"を考えずに、治療を繰り返してしまうと結果として"リハビリでマッサージして調整しないとまた悪くなる"という観念を生み出してしまうことに繋がります。

 

これを私は"依存型リハビリ"と考えています。

 

本来は自立を促すための過程であるはずのリハビリが、患者さんにとって"リハビリに行かないといけないという不安感"になってしまう。

これではそもそものリハビリの意味とはかなりかけ離れたものになってしまいます。

残念ながらこのようなリハビリを提供してしまっている方が多いのも事実です。

 

本来私達の役割は原因を見つけて、それを患者さんにしっかりと説明し自身でコントロールできるように道を示すべきだと思います。

はっきり言ってこれができていない方は専門職として失格だと思っています。

先ずは患者さんとのコミュニケーション。

『なぜ』『どんな原因で』『こう対策しよう』

私の尊敬する先輩方は治療だけでなく必ず患者さんへ提案をしてくれます。

 

私自身もまだまだ精進していかなくてはいけませんが、必ず意識していることは「もうリハビリがなくても大丈夫」と思ってもらえるようなリハビリをするということです。

"自立型リハビリ"を提供できるように。

 

 

長くなりましたが、今一度自分を見つめ直す意味でも書かせていただきました。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。